
医療通訳の需要が高まっているようですね! 医療通訳って、資格は必要なの? 検定はあるの? そんなことが気になって調べてみました。
こんにちは、Amoです。 英語を学び直しているアラフィフの私が、最近「医療通訳」という仕事に強く惹かれています。
きっかけは、夫の病院の付きそいでスペイン語の通訳をしてきたこと、職場で医療英語に興味を持ったことです。
スペイン語通訳は、家族だから付き添っているけれど、通訳の知識があるわけではありません。
英語も現在、学び直し中です。
医療通訳って難しそう。。資格が必要?どれくらいのレベルの語学力が必要なのかな?
この記事では、そんな私が調べた内容を英語の学び直し中の目線でまとめました。
年齢に関係なく挑戦できる仕事だからこそ、アラフィフからでも遅くない。
同じように「気になってるけどまだ何も始めてない」方の参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること
– 医療通訳に関する2つの検定の違い
-「ICM認定医療通訳士®」になるまでの流れ
– 語学力の目安
– 実務経験の積み方とおすすめスクール
– 英語学び直し中でも目指せるステップ
医療通訳の検定2つを比較
医療通訳には国家資格はありませんが、民間団体による検定があります。代表的なのはこの2つ:
検定名 | 実施団体 | 特徴 |
---|---|---|
医療通訳技能検定試験 | 一般社団法人日本医療通訳協会(MIAJ) | ICM認定医療通訳士®につながる試験。英語・中国語・スペイン語など対応。 |
医療通訳技能認定試験 | 一般財団法人日本医療教育財団 | 「専門」「基礎」レベルがあり、英語・中国語対応。 |
私が注目したのは、MIAJの「医療通訳技能検定試験」。 この試験に合格し、ICMの講習を受けることで「ICM認定医療通訳士®」として登録申請ができます。
MIAJの試験は、スペイン語でもできるんだ。興味出てきた。
語学力の目安は?まずは英検2級~準1級を目指そう!
一般社団法人日本医療通訳協会(MIAJ)によると、英語力は表のようになっています。
試験級 | 英語力の目安 |
---|---|
1級 | TOEIC 840点以上 / 英検1級 |
2級 | TOEIC 620点以上 / 英検2級 |
また、この記事で私がお勧めしているスクール(TMIA)によると、
”英語力:目安TOEIC650点以上(医療通訳2級)”とありました。
英検だとどのくらいのレベルを目安にしてよいか問い合わせたところ、
”必要な英語力は英検ですと2級以上程度です。ただ、専門用語が多数でてきますので、あまり一般的な英語力は参考にならないと思います。また、医療通訳2級ですと専門用語の知識がある程度限られていても大丈夫そうです。”
との回答をいただきました。
つまり、英語力としては英検2級以上が目安、専門用語を多数覚えることによって、医療通訳の2級なら合格の可能性がある、という風に私は受け取りました。
医療通訳ですから、医療用語や必要な知識を講座で学ぶ必要がありそうですね。
でもよかった…“ネイティブ並み”とかじゃなくて…!
私はまずは英検準1級を目指して必要な英語力をつけることから始めたいです。

ICM認定医療通訳士®が評価される理由
この資格は、厚労省の医療通訳育成カリキュラム基準に準拠していて、現場での信頼度が高いそうです。
通訳派遣会社や病院でも知名度があり、求人でも「ICM認定医療通訳士®」が条件になっていることも。
試験(筆記+実技試験)を経て登録するため、現場で通用する力を証明できる資格です。
現場で通用する力を証明できるって心強いですよね。

ICM認定医療通訳士®になるまでの流れ
ICM認定医療通訳士®になるまでの流れは次の通りです。
講座 → 試験 → 講習 → 認定という流れです。
⇩ STEP1. MIAJ認定スクールの講座を受講(検定試験の受験資格を得る)
⇩ STEP2. MIAJ医療通訳技能検定(2級または1級)に合格
⇩ STEP3. ICM指定講習会をオンラインで受講(3コマ)
STEP4. 登録申請し、ICM認定医療通訳士として認定される
🌟:MIAJの1級試験には「医療通訳実務経験100時間以上」または「認定校のカリキュラム修了」が必要です。この表は、実務経験が100時間ない場合の流れを書いています。
※ICM認定医療通訳士には、取得後も定期的な更新制度があります。資格を維持するためには、研修やポイント取得が必要です。
経験がなくても、受験資格が”講座を受講” なら私にもできそう!
おすすめスクール:Tauris Medical Interpreter Academy(TMIA)
私が「いいな」と思ったのは、TMIAというスクール。
MIAJの認定校で、以下の特徴があります(令和7年8月現在):
- 完全オンデマンド制で、いつでもどこでも受講可能
- 受講料は180,000円(手が届く範囲)
- Zoom説明会もあり、気軽に相談できる雰囲気
受講後に検定試験に合格すれば、ICM認定医療通訳士®として登録申請が可能になります。

オンデマンドなら、仕事をしながらでもできそう!
実務経験はどう積む?
資格を取っても、すぐに仕事がもらえるとは限りません。 まずはボランティアなどで経験を積むのが現実的です。
自治体や病院のボランティア通訳制度を活用すれば、実力を磨きながら経験を積むことができます。
いきなりプロは無理でも、ボランティアなら経験が積める!
医療資格がなくても医療通訳になれる?
結論から言うと、医療資格がなくても医療通訳になることは可能です。
実際、多くの医療通訳者は医師や看護師ではなく、語学力と通訳スキルを磨いてこの分野に入っています。
2022年にJ-STAGEで公開された医療通訳者への質問紙調査によると、回答者の約90%が医療資格を持っていないという結果が示されています。
ただ、最低限の医療知識があると通訳の質がぐっと高まります。
検査の名前や薬の種類、よく使われる言い回しなどを知っていると、患者さんの安心にもつながります。
最近では、医療資格がなくても参加できる講座も増えていて、基礎から学べる環境が整ってきているようです。
医療の資格がない私でもチャレンジできるって希望が持てました。
私の学習ステップまとめ
ここからは、私自身のステップをまとめてみますね。
- 英検準1級を目指して学習中
- TMIAでオンデマンド講座を受講
- 医療通訳技能検定2級に合格
- ICM講習会を受講
- ボランティアなどで実務経験を積む
- 派遣・団体登録・フリーランスなど働き方を選ぶ

アラフィフでも仕事になる?——Yes!
医療通訳は、年齢に関係なくできる仕事。 英語力と専門知識があれば働けます!
もし、これだけで食べていけるか、という話になると、副業から始めるなどライフスタイルとの兼ね合いや、英語講師などほかの仕事との兼用などの戦略は必要かもしれません。
そもそも英語が使えることで仕事の幅は広がります!
”今からでも遅くない” って思えるだけで、未来が楽しみになりますね!
最後に
この記事は、医療通訳に興味を持ったアラフィフの私が、自分の学習の一環として調べた内容です。 資格取得や就職を検討される方は、公式サイトや自治体の情報もぜひチェックしてください。
一緒に、ゆっくりでも前に進みましょう。
私もまだ道の途中、だからこそ誰かと一緒に進めたら嬉しい。
関連リンク
MIAJ(日本医療通訳協会)公式サイト → https://www.medical-interpreters.jp
Tauris Medical Interpreter Academy(TMIA)公式サイト → https://www.tmia.jp
日本医療教育財団(医療通訳技能認定試験) → https://www.jme.or.jp
最後まで読んでいただきありがとうございました!
あなたのこれからの人生が、あたたかく、楽しいものでありますように
※この記事は、医療通訳者としての学びや現場の様子を紹介するものであり、医療行為や治療に関する助言を目的としたものではありません。医療に関する判断は、必ず医師などの専門家にご相談ください。
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